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『名工は道具を選ぶ』と言われますが、その道具のもつ最高の特性と名工の感性を総動員した技術とが出合った時、その相乗効果で素晴らしい作品が生れます。
しかし、と我が社のこの道60年のベテランロースターは言います。
「そりゃあそうだが、所詮道具はその道具の作り手の思惑以上の働きはできないものだ。」と。
なるほど。。。じゃ、どうすればよいのか?「それはハッキリしている、自分で道具を作るしかない」というのがその答えでした。
それはそうだが、じゃ、誰がそれを作るんだ?との問いに、
彼は『私』とアッサリ答えました。きっと、その脳裏には新しい焙煎機の設計図があったのでしょう。
彼の話によれば、終戦当時、手に入る燃料は薪のみだったとか。それが、炭・練炭・コークス・都市ガス・プロパンガスと移り、軽油・重油・電気ヒーターへと変遷し、現在に至っているそうです。
また、焙煎釜は、生産国でははじめは土鍋、それから鉄鍋になり、今はドラム式の鉄板または網式のものになって手作業でコーヒー豆を煎っています。
消費国では、直火式・熱風・半熱風のドラムによる焙煎がその方法の殆どで、焙煎を行うということは、コーヒー生豆を加熱することにより豆の内部に熱化学反応を起こさせる、ということだそうです。
だから、この工程が最も効率よく豆にとっても一番気持ちよく膨らむ環境を作ってやることが肝要だという話をしてくれました。 |
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しかし、『彼は新しい熱源、或いはそれらの新しい組み合わせが新しい焙煎釜だ!』と言っていましたので、皆、興味津々でそのチャレンジを見ておりましたが、彼の頭の中でその図面は時々書き換えられながらも、段々と形をとっていきました。
そして、ようやく誕生したのが、現在活躍しているカフェスタのオリジナル焙煎機なのです。
このオリジナル焙煎機は、企業の大切な財産なので、詳しく公開はできないのですが、この独自焙煎機の誕生が
<オンデマンドシステムによる珈琲豆のオーダーメイド MUC(マック)カフェスタジオ>というコーヒー会社の少量焙煎と消費者への直接販売という新事業を実現させることとなりました。
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プロの焙煎士は少量焙煎の欠点をよく知っています。少量なら芯まで熱が通る前に焦げてしまいますし、その他にも難点はいくつもありました。
しかし、遂に新しい焙煎釜が出来上がりました。試作を担当した『彼』が見せてくれたのは分厚い鉄の塊のような焙煎釜でした。
少量=300gまでのコーヒー豆を焦げ付かせず、シャッキリしたそれでいてふっくら丸まるとした珈琲豆が出てくる焙煎釜です。 |
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折りしもコーヒーにも大量化・低廉化・低品質化に歯止めをかけて、本来の素晴らしい香りとテイスト(風味・味わい)そして、特別な独自性をもつコーヒーを求める消費者の要望にそうような流れが生産国においても“ スペシャルティコーヒー”として現れてきました。
食の世界も『安全・安心・健康』志向が大きくなり、コーヒーの世界にも生産者の顔が見える『安全・安心』で且つ美味しいものが求められるようになってきていたのです。 |
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この【カフェスタ焙煎釜】で焙煎されたコーヒー豆は、スペシャルティコーヒーのもつ豊かな味わいと相俟って、焙煎豆が群を抜いて香り高いのです。焙煎した日に発送され、一両日の内にお手元に届くので、元々素晴らしい香りで煎りあがっているうえに、これ以上の新鮮なものはないのですから、
お客さまは異口同音に『素晴らしい香り!』という感想を寄せてくださっています。中には『もう他のコーヒーが飲めなくなりそう。。。』という嬉しいことこの上ない賛辞をいただいたりもしております。 |