ブラジルコーヒーの特徴を挙げるとすれば、まず一番に
頭にうかぶのが『マイルド』という言葉です。
しかし本当は日本の22倍以上という、ちょっと想像するには難しい広大な国土で栽培される
ブラジルコーヒーの特徴を一括りにするということ自体が不可能のような気がします。
もし、それを可能にするものがあるとしたら、出口(輸出の直前)で、
それらをミックスしてひとつのテイストを創り上げることしかありません。
基準になる<テイスト>が決められれば、まるっきり個性の違うコーヒーが
持ち込まれたとしても、文字通りのブレンドにより、ひとつの個性を持続して
供給することは可能になる、ということです。
コーヒー産業が国の根幹産業ともなっていたブラジルにとっては、
コーヒーのテイストだけでなく、一定の品質を持続して評価され供給する必要があり、
その“ブレンド”の結果、ブラジルコーヒーは円やかなテイストと、薫り高く
品質も高水準を維持できる、信頼性の高いコーヒーとして
世界第1位のコーヒー生産国となっているのです。
しかし、近年の「スペシャルティコーヒー」や「グルメコーヒー」
また「プレミアムコーヒー」のコーヒーの波は、そういった従来の
ブラジルコーヒーの顔とはかなり違う、個性的で且つ、テイストやアロマの点でも
非常に優れたコーヒーに注目が集まっていて、これからのブラジルコーヒーへの
期待がますます膨らんできています。 |